テキスト

年末年始に掃除してはいけない日がある!掃除以外のタブー行動は?

お正月

年末が近づいてきました!

大掃除も今のうちから少しずつ始めていきたいところですが、忙しいとなかなかそうはいきませんよね。

早めのうちから大掃除を始める人も、年末年始の休む期間に掃除を行う人もいるでしょう。

しかし気をつけなければならないのが「年末年始に掃除をしてはいけない日」があることです。

知らなかった人も多いですよね?

そこで今回は「年末年始に掃除してはいけない日がある!掃除以外のタブー行動は?」にと題して詳しくご紹介していきます。

スポンサーリンク

年末年始に掃除してはいけない日がある?

日本には昔から「年末年始に掃除してはいけない日」があります。

一体なぜそんな風に言われているのでしょうか。

順番に説明していきますね。

年末は12月29日と31日はNG

年末の29日と31日は掃除をしてはいけないとされています。

大晦日はもともと「神様をお迎えする日」とされているため、その当日に掃除を行うことは神様に失礼とされているのです。

また29日は9を苦(く)と連想させることから縁起が悪いとされ、大掃除を行うには避けるべき日にちとされていたようですよ。

年始は1月1日NG

また年始では1日の元旦にも掃除をしてはいけないとされています。

大晦日に迎え入れた神様を掃除をすることで、外に掃き出してしまうと考えられていたためです。

福の神を追い出してしまうため、運気を逃してしまう、神様に嫌われてしまうという意味で元旦の掃除はNGとされているんですね。

年末年始に掃除をしてはいけない理由は?

年末年始に掃除をしてはいけない理由は、神様にまつわる昔ながらの風習や考え方からきているようです。

礼儀正しい日本人ならではの、神様へのおもてなしだったんですね。

幸先よく新年を迎えたい、縁起のいいことを取り入れたいという方は「神様を迎え入れること」「福の神が家に滞在していること」を意識して新年を過ごしてみてくださいね。

年末の大掃除は12月13日から28日にするのが習わし

年末の大掃除は12月13日から28日にするのが昔ながらの習わしです。

12月13日は江戸時代から「煤払い(すすはらい)の日」と言われており、掃除を行うには縁起の良い日とされています。

日本は古くから13日から28日がお正月に向けて準備を行っていくのに最適な期間とされているんですよ。

年末年始に掃除以外でしてはいけないタブー行動

掃除をしてはいけない日があったなんて驚きですよね。

そこで気になったのが、掃除以外にもしてはいけないタブーな行動があるのかということ。

「神様」を大切にしてきた日本の風習を考えると、他にもタブーな行動がいろいろありそうですよね。

そこで次は掃除以外に行ってはいけないとされているタブー行動を紹介していきます。

タブー行動①一夜飾り(29日と31日はNG)

門松やしめ縄などのお正月飾りを大晦日に飾ることを「一夜飾り」と呼びます。

通常ですとお正月飾りは28日から飾り始めるのが一般的ですが、お正月ギリギリの大晦日に飾ることは縁起が悪いこととされているので注意しましょう。

理由は諸説ありますが、1番の理由としては、一夜飾りはお葬式の時と飾り方が似てしまうため縁起が悪いとされているようですよ。

28日に飾ることができなかったという方は30日に飾るのがベストでしょう。

タブー行動②餅つき(29日と31日はNG)

29日と31日に餅をつくこともタブーな行動の一つとして有名です。

数字の「9」や「4」というのは昔からごろ合わせて「苦」や「死」を連想させることから縁起が悪いと言われてきました。

29日にお餅をつくことは「二重に苦労する」とされ、タブーとされてきたようですよ。

また31日の大晦日に餅つきをすることも「慌ててついた餅で新年をお迎えするのは神様に失礼」ということでやってはいけないタブー行動に当たります。

タブー行動③煮物をつくる

煮物を作る行為も年末はいけないこととされています。

これは知らなかった人も多いのではないでしょうか。

煮物などの煮込み料理を作る際は「灰汁(アク)」が出ますよね?

このアクは昔から縁起が悪いものだと言われ、年末の神様が訪れる期間は「煮物を作ってアクを出してはいけない」という考え方になったそうですよ。

また年末の時期に台所を騒がせてはいけないという風習もあります。

タブー行動④そばを食べながらの年越し

大晦日にそばを食べる家庭は多いですよね?

しかしそばを食べながら除夜の鐘を聞いたり、そばを食べながら新年を迎えるという行為はタブーとされています。

これは厄を新年に持ち越してしまうという考え方からきているそうですよ。

そばには「悪い運を断ち切る」という意味が込められているので、そういう考え方になったんですね。

タブー行動⑤お風呂に入りながらの年越し

お風呂に入りながらの年越しもタブー行動の一つです。

年明け早々に自分のところにやってきた「運」を洗い流してしまうからという考え方があるのだとか。

またこの考え方は地域によって異なり、大晦日からお風呂に入らないという家庭もあるそうですよ。

気持ち良く新年を迎えたい場合は運を洗い流してしまわないように、年越し前にお風呂は済ませてしまいましょうね。

三が日にしてはいけないこと

年末にやってはいけないタブー行動は、意外にもたくさんありますね。

知らず知らずのうちにやってしまっていた方も多いのではないでしょうか。

次に三が日にしてはいけないことをまとめたので紹介していきますね。

してはいけないこと①火を使う料理

三が日には火を使う料理をしてはいけないという風習があります。

これは新年早々台所を騒がして、台所の神様である「荒神様」を怒らせないようにするためなのだとか。

三が日におせち料理を食べるのはそういう所からきているんですね。

してはいけないこと②刃物を使うこと

三が日は刃物を使うこともよくないこととされています。

その理由は諸説あるのですが、

  • 三が日は刃物も休ませる
  • 運を断ち切ってしまわないように
  • 怪我をせずに一年過ごせるように
  • などの願掛けがこもっているんですよ。

してはいけないこと③四つ足の動物を食べること

豚や牛などの四つ足の動物を食べることも、してはいけないことと考えられています。

これは「お正月に殺生をしてはいけない」という風習からきているものです。

しかしなぜか四つ足の動物ではない、鳥や魚はOKとされているんですよね。

お雑煮やおせちに鳥や魚が入っているのはそのためです。

最近では四つ足の動物もおせちに取り入れられるようになってきましたよね。

してはいけないこと④喧嘩をすること

一年を通してあまりしない方が良いのですが、喧嘩をすることも三が日はタブーとされています。

三が日に喧嘩をしてしまうと、「この一年は喧嘩ばっかりの年になるよ!」という願掛けの意味でそう言われるようになったそうです。

喧嘩ばかりの一年にしないためにも、三が日は喧嘩をしないように努めることが大事ですね。

してはいけないこと⑤お金をたくさん使うこと

最後になりましたが、三が日にはお金をたくさん使うこともタブーとされてきました。

おばあちゃんやおじいちゃんに、私もよく言われたのを覚えています。

これも一種の願掛けのようなもので「三が日にお金をたくさん使うと、この一年はお金がたくさん出ていく年になる」と言われています。

現代では福袋や新春セールなどがたくさんあるので、まったく使わないというのも難しくなってきいるでしょう。

しかし少しでも意識することで、財布の紐が締まるのではないでしょうか。

年末年始に掃除してはいけない日がある!掃除以外のタブー行動は?まとめ

今回は「年末年始に掃除してはいけない日がある!掃除以外のタブー行動は?」と題してお話ししました。

こうして改めてみてみると年末年始のタブー行動はたくさんあるんですね。

また地域ごとに若干違う部分があるので、比べて見てみるのも面白い発見があるでしょう。

みなさんも今年の年越しは意識してみてはいかがでしょうか。

お正月は初詣もありますが、初詣に行ってはいけない日などもまとめてありますので見てみてくださいね→

初詣に行ってはいけない日はある?おすすめの時間帯やいつまでに行くのか

スポンサーリンク
お正月

フォローする
TrendBell